社内勉強会「全盲社員とモブプログラミングする」

啓発プログラム

コンセプト

ターゲット:サイボウズの社員
バリュー:全盲でもプログラミングできる、視覚障害者のエンジニアとしての可能性を知れた

ターゲット:開発系の社員
バリュー:アクセシビリティチームに積極的に実装の話を振ってみよう、モブにも呼んでみよう

資料

動画

開催方法

概要

  • 場所:オンライン(Zoom)
  • 所要時間:1時間
  • 形式:パネルディスカッション

告知

社内で利用しているkintone(チームの情報の蓄積・共有・ディスカッションツール)に告知を行いました。

全盲社員は普段個人 or チームでどのようにプログラミングしているのか。
純粋な疑問に訴える形で問いかけ、興味のある参加者を募集しました。

以下、告知内容です。

全盲社員とプログラミングする
~盲目の社員はプログラミングできるのか~

【概要】

こんにちは。デザイン&リサーチ ポカリチームのSUGIです。

ポカリチームでは定期的にアクセシビリティ勉強会を開催していきます。
今回は、全盲の私がどのようにしてモブプログラミングをしているのかを紹介します。

数は多くないですが、エンジニアとして働く視覚障害者はいます。
視覚障害エンジニアの一例として、どのようにプログラミングしているかを話します。
純粋に気になりませんか?

  • そもそもプログラミングできるのか
  • どんな支援技術を使って行っているのか
  • どのような工夫をしているのか
  • どうやってモブプログラミングに参加するのか

ポカリチームではモブプログラミングを日々行っています。
実際の様子を見つつ、個人やチームの工夫を知って視野を広げてみてください。
そして、これを機にモブプロにも呼んでもらえると嬉しいです。

(補足するとモブプログラミングとは、ソースコードを共有して、複数人でひとつのプログラムを作成していく手法のことです。)

座談会形式で、デモを交えつつ、個人やチームの工夫についてポカリメンバーで話をします。
質問・コメント歓迎です。

【コンセプト】

誰に:サイボウズの社員
何を:全盲でもプログラミングできる、視覚障害者のエンジニアとしての可能性を知れた

誰に:開発系の社員
何を:アクセシビリティチームに積極的に実装の話を振ってみよう、モブにも呼んでみよう

質問・感想の受付

当日、社内kintoneに実況スレッドを立て、質問や感想を自由に書き込んでもらいました。

勉強会開催中、実況スレッドから質問や感想を広い、ディスカッションを進めていきました。

実況スレッドに書き込んでもらうことで以下のようなメリットがあると考えます。

  • 気づきや疑問を参加者同士で共有できる
  • 書き込むことでコミュニケーションが活性化する
  • 主催者側が、参加者の反応を確認できる
  • 主催者側が、個別に質問に回答できる

開催結果

参加状況

40人が参加しました。

エンジニアの参加が多い一方で、総務・採用といったビジネス職社員もいました。

参加部署の一例です。

  • プロダクト開発チーム
  • フロントエンドエキスパートチーム
  • 運用本部
  • システムコンサルティング本部
  • カスタマー本部
  • 人事本部

実況スレッドの反応

実況スレッドに寄せられたコメントをいくつか紹介します。

マウスでできることが全てキーボードでできる、
というのはキーボード操作が好きなエンジニアが多いのも影響してそう。

アロー関数 () => {} みたいな記号で typo したとき気付くのかな。これも慣れ?

点字ディスプレイというものがあるの知らなかった

視覚情報でやりとりする人同士の会話でも、
行番号で言ってもらったほうがわかりやすいもんな〜。

画面共有は意図的に切っている →ONにしていると、どうしても視覚情報に頼ったコミュニケーションをしてしまうことがあるため

所感

今回勉強会を企画した理由は、社員が抱いているかもしれない次のような疑問を解消するためでした。

  • 今年開発に全盲エンジニアが入社したらしいけど、プログラミング・モブプログラミングはどうやっているのだろう
  • 個人・チームでどういう工夫をしているのだろう

結果として、インパクトを与えることができ、これまで知らなかった世界を知ってもらえたと思います。
スクリーンリーダ・点字ディスプレイを初めて知った人、読み上げの速度に驚いた人、視力なしでもモブプログラミングを十分やっていけると知った人。 視野を広めることができたならこの勉強会は成功です。